ルチンの効果・効能詳細
ルチンの基本的な効用・効果
- 毛細血管を強くし、毛細血管からの血液の漏出を防ぐ。
- 毛細血管の収縮作用で一過性止血効果がある。
- 血圧降下作用が報告され、高血圧を予防する。
ルチンはそばの全草、えんじゅの葉、未熟果実、じゃがいもの花などから得られるケルセチンのラムノース配糖体で、乾燥したそばには約3%含まれています。
ルチンは歯ぐきからの出血、傷が治りづらい、毛細血管から血液が漏出してくるビタミンCの欠乏症を研究中に、毛細血管を強くして症状を改善する類似の物質があることがわかり、この物質をルチン別名ビタミンPと呼びました。
ルチンはレチノールという2個のフラボノイドが分子中にあり、毛細血管の結合組織を強くすることがわかりました。
毛細血管を強化しますので、出血性諸疾患に効果があり、高血圧が原因の脳内出血を予防するのに役立ちます。最近の研究で、ルチンに血圧降下作用があることがわかりましたので高血圧の予防にも有効です。
ビタミンCには皮膚や組織細胞間の結合物質であるコラーゲンを合成する作用がありますので、ビタミンCとの併用で、心臓・血液循環系や毛細血管を強化するのに有効であるとして期待されています。
ルチンの製造法
そばやえんじゅからのエタノール抽出、濃縮そして熱水抽出後乾燥する方法がルチン製造法ですが、えんじゅ抽出物は医薬品として使用され、健康食晶にはそば粉の若い葉の粉末が利用されています。
そばに含まれるルチンは、そばをゆでた時にゆで汁に溶け出してしまいます。そばを食べる時には、そば湯を飲むとルチンを摂取できます。そば湯には気力を増し、目や耳の機能を高め、かぜなどの熟を下げるという効果があるといわれています。

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ルチンの効果・効能のまとめ
ルチンはビタミンCの研究中に発見された、ビタミンPの一種です。そばの特徴的な成分で、じゃがいもの花、
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